2009年4月4日、自由と生存の家開設記念シンポジウム「ハウジングプアから見えるもの 生活の場を奪われた者のたたかいと自治的空間の創造」(神宮前隠田区民会館1F)が行われました。
<シンポジスト>
* 雨宮処凄 (作家.反貧困ネット副代表)
* 湯浅誠 (反貧困ネット事務局長.派遣村村長)
* 藤堂情 (派遣ユニオン.日産ディーゼルユニオン書記長)
* 大平正巳 (フリーター全般労働組合.副執行委員長)
フリーターたちの住まい「自由と生存の家」の活動が始まった(下)
2009年04月10日14時41分 / 提供:PJ
http://news.livedoor.com/article/detail/4104017/
(中)からのつづき。フリーター全般労働組合の大平正巳副執行委員長は、四谷三丁目のアパートの「自由と生存の家」を地域に溶け込むモデル事業と位置づけ、フリーター層による自主的な住宅確保の運動を、神奈川、千葉、埼玉などにも拡大したいと意欲を燃やす。すでに四谷のアパートでは、町会長へあいさつに行き、アパート運営に理解を得ているという。
ただ、四谷三丁目アパートの大家である原田隆二(一水社不動産部)氏は、かつて左翼活動の経験があり、反貧困運動の理解者。「本当は、地上げ屋に高く売ってしまおうと思ったが、住民が存在するのでままならず、運動に協力することにした。だけど、今日のシンポジウムで心配が増えたな。まあ、ここは失敗をしてもいいかなという気持ち」とジョーク混じりで語る。
そこから見ると、この運動が今後どこまで利益追求の資本の論理の隘路(あいろ)をくぐり抜ける力を持つのか、影響力があるとすれば社会が変わりつつあることの一つの標識になると思われる。
集会の最中には、社民党の福島瑞穂党首から激励の電報などが入っていた。とはいうものの、政治家と官僚が、資本の論理に従順で、自分たちだけが良ければそれでよいという「自己保全中心主義」になっていないということではない。政策のセーフネットから洩(も)れた人々が独自に生存をはかる運動が、どこまで拡大していくのか、注目していきたい。【了】
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