自由と生存の家第2号開設に向け皆さんにご支援を呼びかけます
2009年2月に新宿区四ツ谷の地でスタートした自由と生存の家も1周年を迎えました。この間、工事の遅れもありながら8月には完全オープンを達成し、生活に困難を抱える多くの仲間を家に迎えることができました。これまで、私たち実行委員会(NPO法人申請準備中)を資金面、工事などの面でなど多方面から支えてくださったみなさんにあらためてお礼を申し上げたいと思います。
この1年の活動を通じて私たちが目指してきた、住まいを基盤とした支えあい運動の構築という目標は、生活困難を抱える仲間への制度活用支援や住民自治会の立ち上げ、仕事づくりに向けてのシンポジウムや毎月定例の「自由と生存の野菜市」の開催など着実に前進しています。また、「家」への入居をきっかけに次のステップに進む仲間も生まれています。
「野菜市」は都市で不安定な生活を強いられている仲間と地方で不安定な生活を強いられている仲間(農家など)との連帯活動として今後の発展が期待されています。自由と生存の家の入居者のライフヒストリーを聞いて行くと、80年代から続く自由化・規制緩和の中で家業や仕事を失い派遣労働者になったという経過を辿っています。人材を奪われた地域社会は崩壊しつつあり、農村部での孤独死といった問題もこのことと無縁ではありません。都市と地方を結び交流するという試みは私たちが避けて通れないテーマのひとつとなっています。
自由と生存の家はこの1年のさまざまな経験を経て、多くのノウハウを得ることができました。私たちは、この蓄積を元に自由と生存の家第2号の設立を目指します。家の運動を広げていくことは当初からの目標ですが、現実の問題として新宿区愛住町の家は常に定員いっぱいの状態であり新たな部屋が必要になっています。昨年末から年明けに出現した代々木の公設派遣村には多くの労働者が援助を求めて集まりました。彼、彼女らに対するバッシングは相変わらず根強い自己責任論とともに展開されています。しかし、現実に困難を抱える人々を叩いてもなんら問題の解決にはならないことは明らかであり、求められているのは生活を立て直すための援助と労働者相互の助け合いです。
ただ、残念ながら私たち自由と生存の家実行委員会には家の第2号を開設する資金的なゆとりがありません。既に文京区に13名程度が入居可能なアパート物件の候補があがっていますが、第1号開設で大幅な予算超過を来たした事も一因ですが、これまでのカンパや事業収入だけでは新たに物件を確保し改築するには到底足りないため足踏み状態となっています。そのため、前回に続き今回もみなさんにご支援を求めたいと思います。具体的にはどうしても改修工事のため300万円が必要です。実行委員会としては6月開設を目指し寄付の呼びかけを開始します。
みなさん、ご支援・ご協力を御願いいたします。
2010年2月20日
自由と生存の家実行委員会
代 表 大平 正巳
<ご寄付の振込み先>郵便振替口座つくりました!
●郵便振替口座
記号・番号 00210-1-134891
名義 自由と生存の家実行委員会
他行からの振り込み
●ゆうちょ銀行
店名 〇二九(ゼロニキュウ)店(029)
預金種目 当座
口座番号 0134891
名義 自由と生存の家実行委員会
◆お問い合わせ:自由と生存の家実行委員会
〒160-0005
東京都新宿区愛住町3 B-102
電話・FAX 03-6273-2517
mail;info@freeter-jutaku.org web;http://freeter-jutaku.org/