8月30日は国会前10万人集会に集まりましょう!!
今、この国を戦争に参加させようとする企みが押し進められて います。現在、国会で審議されている「国際平和支援法案」と、自衛隊法改正案など10の法律の改正案を一つにまとめた「平和安全法制整備法案」からなる安全保障関連法案は私たちの暮らすこの社会を戦争と地続きにする恐ろしい法案です。戦後、ずっと封じらてきた集団的自衛権を行使しようとしています。
私たちが住み、又は運営する自由と生存の家は、様々な理由で不安定な生活を強いられている仲間が暮らす場所です。その住民は決して豊かな生活ではありませんが、自らの力を尽くして日々を生きています。住民の中には元自衛官もいます。又、奨学金の返済に苦労しながら頑張って働く者もいます。
今後、この法律が成立した時に何が起きるか、私たちには容易に想像できます。この国が他国との戦争に参加した時に、誰が前線に行くのでしょうか。今、国会で法案を推し進めている国会議員、又はその子弟でしょうか。経済人、又はその子弟でしょうか。違います。それは、生きる為に、生活を切り開く為に兵士にならざるを得ない人たちです。
つまり、私たちの未来の仲間が侵略の先兵となるのです。アメリカで兵士になる人たちが生活(貧困)の為、奨学金を得る為に志願していることは、この呼びかけをお読みの皆さんもご存じでしょう。私たち家に住む仲間もなぜ自衛官になったかと言えば生活の為です。奨学金を得る為の条件が兵士になることなら、他に選択肢がなければ多くの若者は兵士になるしかないでしょう。そして、戦場で他国の人々を傷け、自らも傷つくのも彼らです。現在もある経済的徴兵制がますます強化され押し付けられるのです。
戦後70年。曲がりなりにもこの国は正面から戦争には参加して来ませんでした。その平和の上に、私たちは暮らして来ました。「平和ボケ」「平和のただ乗り」と言われ、国際貢献が必要と圧力を受け。でも、これまでのアメリカが行ってきた戦争はまったくの侵略戦争であったことは明らかです。こうしたインチキにいま多くの人々は気が付き反対の声を挙げています。こんなことの為に、自分たちや家族、仲間が苦しむのはまっぴら御免です。
「存立危機事態」などという曖昧な(国会答弁では9.11事件も該当するとの発言)基準で戦争に参加することに道を開かせてはいけません。解釈改憲でズタズタにされながらも、平和の保障として機能して来た憲法をこれ以上破壊させない。その為に、共に行動しましょう。政府は9月10日に法案を強行採決しようとしています。住民、そして関係者の皆さん。法案成立を阻止するために8月30日には国会に集まりましょう!
10万人の一人として声を挙げましょう!
2015年 8月27日
自由と生存の家 住民自治会会長 井島 享
一般社団法人 自由と生存の家 理事長 大平 正巳