日本住宅会議や住まいの貧困に取り組むネットワークの関係で、下記の集会の分科会3で自由と生存の家について報告しました。
「2011年住宅研究・交流集会」
大震災の住宅復興・居住支援と首都圏の備え
10月29日(土) 午前10時30分~午後5時
会場:新宿区大久保地域センター
{全体会} 10時30分~12時30分
1. 仮設住宅をみんなが暮らせる街に
2. 基調講演 塩崎賢明さん(神戸大学)
3. 特別報告 鈴木浩さん(福島大学)
{分科会} 13時30分~16時30分
1. 大震災の住宅・居住支援と住まいの貧困の解決
2. 首都圏の大震災への備え、防災まちづくりの課題
3. 住宅政策の転換と多様な住宅運動
なぜか炊飯器を持つ大平さん
菊地きい子理事長と
自由と生存の家として9月に訪問した石巻市の(企)石巻中高年事業団が運営するデイサービス「はまかぜの家」に、10月24日(火)、10個ほどの暖房器具を寄贈してきました。
石巻市はそろそろ寒さが強まってきており、デイサービスや仮設住宅でも暖房が必要になっています。
理事長の菊地さんからも「助かります」とお礼の言葉をいただきました。
この企画は、自由と生存の家実行委員会、NPO寿クリーンセンター、ワーカーズコープちば他の協力で行いました。暖房器具や資金面でご協力いただいたみなさん、ありがとうございました。(き)
2011年9月23日~25日、自由と生存の家実行委員会の仲間で東北を訪問しました。
1日目は仙台市の臨海部を回り、夜は仙台で夜回りをしているYさんと懇談しました。
翌日は、朝、復興工事などで関西方面から人を集めている郊外の飯場を見学し、午後からは大きな被害のあった石巻市に行きました。石巻では、職場も家も流され、ご本人も九死に一生を得たKさんの案内で市内を回りました。6ヶ月が経って、ガレキ等はかなり片づいていますが、直撃を受けた沿岸部はほとんど何もなく、かろうじて前回を免れた住宅も回収は進んでいないようです。今後、公園や工業団地にする計画はあるものの、まだ細かい方針が決まっていないため、建て直すこともできないとのこと。
その後、女川町まで行き、狭い市街地が壊滅している様子を見て、改めてひどい災害であることを認識しました。
女川町の野球場に建設中の仮設住宅(3階建)を見て石巻に戻り、市内の「トゥモロービジネスタウン」という地域に作られた大規模仮設住宅(6,000戸)を見学しました。同じ建物が延々並んでいるため、住人も迷子になるそうです。4.5畳×2とDKの住宅で、今月入居が始まったばかり。ただ、希望順に入居しており、周囲は知らない人ばかりとのことで、先の見えない不安な生活の中で、コミュニティづくりについてもさまざまな困難があるように感じました。(K)
9月19日(祝)午後、東京・明治公園で行われた「さようなら原発」集会に自由と生存の家有志で参加しました。
6万人の参加者とのことで、明治公園はすし詰めでした。私たちは原宿駅前を通って代々木公園へのコースを歩きました。
6月27日(月)夜、自由と生存の家B102に、東京大学「法と社会と人権ゼミ」の6人のゼミ生の方が来訪されました。同ゼミでは、湯浅誠さんや稲葉剛さんの話も聞かれており、ワーキングプアやハウジングプアについて調べておられるそうです。
菊地がスライドで自由と生存の家についての説明を行い、その後質疑を行いました。参加は、菊地、江部、大槻、栄の4名でした。
6月26日の自由と生存の野菜市の様子です。
赤玉ねぎ 産地別3種
にんにく、しめじ他
東峰べじたぶるん(千葉)からのメッセージ
7月の野菜市のご案内
2011年7月10日(日) 10:00~16:30
2011年7月24日(日) 10:00~16:30
活動を開始して間もない自由と生存の家・茨城ですが、このたび長く東京で住まいの貧困問題に取り組んできたNPOもやいの稲葉さんをお招きしてイベントを行います。
家はじめました 住まいの貧困を茨城で考える
講師:稲葉剛さん(NPO自立生活サポートセンターもやい理事長)
発言:県内で派遣切りに遭った当事者
日時:6月19日(日)午後2時~4時半
会場:茨城県県南生涯学習センター・和室
土浦市大和田町9-1ウララビル5階(JR土浦駅前)<交通>
参加費:500円
問合せ:自由と生存の家・茨城 090-8441-1457(加藤)
「年越し派遣村」によって、職を失うと同時に住まいを失う人々の存在が多くの人に知られるようになったのは2008年末のことでした。
年収200万円以下の労働者が労働人口の5分の1となっている現在、それは残念なことですが「特殊な例」とは言えなくなっています。しかもそれは都市部に限ったことではなく、茨城県内でも起きていることです。私たちは住居に困っている人のための低家賃住居プロジェクト、自由と生存の家・茨城、をはじめました。現在土浦市内で一軒家を運営しています。
このような取り組みがなぜ必要なのか、多くの人に知ってもらい、一緒に考えてもらいたいと思い、イベントをおこないます。東京を中心に生活困窮者の自立のために活動をしている「自立生活サポートセンター もやい」の稲葉剛さんに居住の貧困についてのお話をうかがい、さらに、茨城県内で派遣切りにあった方に具体的な話をうかがいます。
<チラシ>
ドキュメンタリー映画「さようならUR」
上映会のお知らせ
自由と生存の野菜市にて上映
早川由美子 監督 (「ブライアンと仲間たち パーラメント・スクエアSW1」)
2011年6月12日(日)(13:45開場、 14:00上映開始)
参加費500円
上映後、監督本人によるトーク有り
場所 自由と生存の家(東京都新宿区愛住町3番 メトロ丸ノ内線四谷三丁目駅より徒歩3分)
(行き方:消防博物館前を出て交番前を通り、次の角を右折、花屋前の小道を入る。)
問い合わせ先:osugikon@yahoo.co.jp まで
(同会場で有機・減農薬野菜直売会を開催します!10時~16時30分)
(映画のあらすじ)
耐震性不足を理由に取り壊しが決まった、UR(旧住宅公団)管理の高幡台団地73号棟(東京・日野市)。数年前までURは耐震改修を行うと住民に知らせていたにもかかわらず、突然の方針転換。UR団地の住宅削減方針が決まったのと時を同じくして発表された73号棟の取り壊し。背景にあるのは団地の削減、民営化なのか?偶然この問題を知った監督が、団地に住む人々の暮らしに密着し、住宅問題にかかわる専門家たち、UR、国交省…と取材する中で、地震国・日本の公共住宅とその将来を考えていく、異色の”住宅”ドキュメンタリー映画。
映画の詳細、予告編はウェブサイトをご覧ください
この映画の中では今も住み続ける住民の暮らしとその思いをカメラにおさめると共にこの問題の背景となる政府の住宅政策、URの不誠実な姿勢などの問題点に切り込んでいます。人間にとって大切な権利である住まいの確保する権利。しかし今の日本では貧困と格差の中でその権利が脅かされています。ぜひ多くの皆さんがこの映画をご覧になって、住まいの権利の大切さを見つめ直し、共に考えて頂ければと思います。
自由と生存の家:失業者の駆け込み住居、土浦の地域労組が開設
5月2日、自由と生存のメーデー2011 に参加のため来日された、韓国西部非正規労働センターのイリュさんと家のメンバーなどが交流しました。井島さんがつくったすき焼き(“今半”風!?)を皆でおいしくいただき、韓国の非正規労働者の状況や非正規センターの運動の様子をお聞きしました。