自由と生存の家開設1周年・第2号建設に向けて
安心して暮らせる住まいとは?
/住居確保の取組みと働く場確保の取組みから考える
●日 時:2010年4月16日(金) 18:30会場 開会19:00~21:00
●場 所:文京区民センター 3-C会議室 会場名:仕事と住まいを考える会
アクセス:地下鉄 春日 後楽園、JR水道橋 徒歩5分
http://www.city.bunkyo.lg.jp/gmap/detail.php?id=1754
●会 費:無料(カンパ制)
◆ スピーカー紹介(順不同)
●稲葉 剛さん
NPO法人もやい・理事長/住まいの貧困に取り組むネットワーク世話人/もやいの活動と共に、ハウジングプア問題の伝道者として活躍中。近著『ハウジングプア』稲葉剛(山吹書店)
●中村光男さん
企業組合あうん/長年山谷労働運動に携わり、野宿労働者の支援活動や仕事起こしなど多方面で活躍。
●大平正巳さん
自由と生存の家実行委員会代表/フリーター全般労働組合の活動を経て自由と生存の家実行委員会に参加。
●自由と生存の野菜市実行委員会引き売り隊員 【発言者調整中】
◆主催者:自由と生存の家実行委員会
(ご案内)
派遣切りの嵐が吹き荒れ、各地で失業者が仕事と家を失う状況下、新宿区四ツ谷に誕生した自由と生存の家も2月で1周年を迎えました。家の運営も住民自治会が組織され運営も軌道に乗る中で、次なる課題として仕事・働く場の問題が浮上しています。失業により入居した人たちに限らず、不安定な生活を強いられている住人は、仕事が見つからない、失業を繰り返すなど生活安定に多くの課題を抱えています。
私たちは働く場の確保と地域社会との交流を目的として、産地の農家や団体と交流し、毎月一回定例の野菜市を開催しています。今、その中から地域住民との交流が始まり、住民の発案で野菜をリヤカーで引き売りする商売などいくつかの試みが始まっています。
今回イベントは、自由と生存の家第2号着手を前に、これまでの私たちの活動を報告させていただくと共に、ハウジング・プア問題や失業者の仕事を実際に開始している団体から発表者をお呼びして住まいと仕事の問題を考える取組みとしたいと考えています。
みなさん、困難な現状に屈せず、希望を持って生きる術を共に考えてみませんか。
連絡先:東京都新宿区西新宿4-16-13 MKビル2階
電話080-6647-3662 FAX: 03-3373-0180
mail;info(at)freeter-jutaku.org
web: http://freeter-jutaku.org/
3月3日夕方、[NO-VOX]国際連帯フォーラムのみなさんが、自由と生存の家を訪問され、短時間ですが交流することができました。
「NO-VOXとは、自らを「声なき者」「持たざる者」と自己規定した者たちによる運動の国際的なネットワークです。2003年、世界社会フォーラム(WSF)でのひとつのミーティングとして行われた「声なき者たちの第一回世界会議」を契機に呼びかけられました。NO-VOX Webサイト」
今回は、フランスのDAL(住宅への権利運動)、APEIS(失業者に対する雇用と情報と連帯のためのアソシエーション)、カナダのFRAPRU(都市開発民衆行動戦線)、韓国の全国貧民連合から計6名。日本のメンバーも含め15,6人がインディユニオンの部屋で交流しました。
菊地から自由と生存の家の設立と現状について説明し、日本の賃貸住宅事情などについていろいろ質問を受けました。フランスは少し前まで家賃の上限が法律で決められていた、今は上限は撤廃されているが、それでも社会的な規制は強そう。カナダの住宅協同組合の人のの取り組みはとても興味深いので、情報を後でいただくことにしました。
その後、新宿区の戸塚区民センターに移動してディスカッション。韓国のロッテワールドの敷地で、フォーラム参加者のキムさんが関わる屋台が今日明日にも強制立ち退きを迫られているとの情報が伝わり、対応などが話し合われました。
2月28日(日)10時から17時、第4回の自由と生存の野菜市が開催されました。
あいにくの氷雨が降る中、東京マラソンの選手も大変だなと思いながら、自由と生存の家の前庭にブルーシートでタープを張り、テントを2張り建てて、準備完了。さすがにこの雨では、お客さんも来ないなと思っているところへ、近所の方が「今日はやるの?」と心配して様子を見に来られました。
4回目となり、徐々に地域の方々にも知られるようになってきたこの野菜市。中には、近くの花屋さん(いつもお世話になっています!)に「次の開催はいつ?」と問い合わせる方もいるそうです。
野菜を並べ終わると、ボチボチとお客さんがやってきます。でもさすがにこの雨では客足は伸びません。
野菜市では毎回何かしらの企画を考えているのですが、今回は「ヤキイモ」。バーベキューコンロで炭をおこしてアルミフォイルに包んだサツマイモを焼きます。甘くてホクホクしたヤキイモができて、大成功!寒い中来ていただいたお客さんやスタッフで試食します。
一緒に野菜市を行っているインディユニオンでは、今回販売している野菜や麦味噌・有精卵を使って、味噌汁やニラ玉?など試食品を提供してくださいました。
そうこう言っているうちに、午後になりようやく雨も上がって、恒例のビラまき隊(誘導隊?)が新宿通りまで出て宣伝を始めると、お客さんが増え始め活気が出てきました。
インディユニオンの部屋では、イベント企画として、野菜市実行委員&自由と生存の家実行委員会の菊地さんが「ワーカーズコープについて」の講演&ビデオ上映を行い、7,8人の方が参加してディスカッションしました。
日が延びたこともあり、終了予定時刻を過ぎ17時ごろまで粘って販売を続け、どうにか赤字にならないラインまで売り切ることができました。残念ながら一部残ってしまった野菜は、お付き合いのある野宿者支援団体に寄付させていただきました。また最後に残った野菜は、18時から行った野菜市実行委員会と自由と生存の家の住人、参加者の打ち上げでおいしく頂きました。
寒い中、スタッフとして参加して下さったみなさん、お買い上げいただいたみなさん、お疲れさま&ありがとうございました。
次回(第5回)は、3月28日(日)の予定です。ぜひご参加ください。
当日の写真はこちら ↓ ↓
自由と生存の家 サポーターズクラブの呼びかけ
◆自由と生存の家設立趣意書
現在、国内労働者の約20%が年収200万円以下という生活保護基準ギリギリの生活を強いられています。更に、不安定な生活を強いられている仲間は派遣切りや雇い止め、解雇とぼろ屑のように使い捨てられ、住処までも奪われています。
労働者はやられてばかりなのか?こんな仕打ちを受けても、生きるためには忍従しなければならいいのか?そんな馬鹿な話はないというのが私たちの考えです。解決のためには、労働組合に加入する、労働組合を結成する、政治的な運動に加わる/起こす、専門家・専門団体に相談するなど、さまざまなアクションが必要です。
私たちは、自らの生活の土台である住宅を自分たちで確保し、運営し、人々が支え合い、出会い、相談し合える場をつくる取組みを提案します。過去20年以上にわたり行われてきた新自由主義政策により、私たちが奪われ、ズタズタにされてきた人と人の繋がりや地域を、そして自治を再生する「自由と生存の家」を設立します。
2010年2月20日
自由と生存の家実行委員会
呼びかけ人:
雨宮 処凛 (作家・反貧困ネット副代表)
稲葉 剛 (NPO法人自立生活サポートセンターもやい理事長)
宇都宮健児 (弁護士・反貧困ネットワーク代表)
斉藤 貴男 (ジャーナリスト)
清水 直子 (フリーライター・フリーター全般労働組合共同代表)
高橋 均 (労働者福祉中央協議会事務局長)
原田 隆二 (有限会社一水社不動産部)
布施絵里子 (フリーター全般労働組合執行委員)
ホルヘ・アンソレーナ (イエスズ会司祭・建築家)
活動内容:
1 自由と生存の家の設立に賛同する会員を募る
2 会費およびカンパによって自由と生存の家の改修・円滑な維持運営を実現する
運 営:
1 「自由と生存の家実行委員会」が運営事務を担う
2 活動の現状は毎月呼びかけ人と会員に事務局が報告する
会 費:一口10,000円(可能な方は複数口の加入をお願いします)
その他:少額の寄付、カンパも受け付けています。
入会申し込みフォーム(コピーの上、メールでお申し込み下さい)
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上記呼びかけ・趣旨に賛同しサポーターズクラブに入会します。
氏名:
所属:(あれば)
住所:〒
メールアドレス:
※会費振込み先は寄付の振込先と同じです。通信欄に情報をご記入ください。
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返送先:(FAX)03-6273-2517 (メール)info@freeter-jutaku.org
●お問い合わせ:自由と生存の家実行委員会
〒160-0005 東京都新宿区愛住町3 B-102
電話/FAX:03-6273-2517 mail;info@freeter-jutaku.org
web;http://freeter-jutaku.org/
自由と生存の家第2号開設に向け皆さんにご支援を呼びかけます
2009年2月に新宿区四ツ谷の地でスタートした自由と生存の家も1周年を迎えました。この間、工事の遅れもありながら8月には完全オープンを達成し、生活に困難を抱える多くの仲間を家に迎えることができました。これまで、私たち実行委員会(NPO法人申請準備中)を資金面、工事などの面でなど多方面から支えてくださったみなさんにあらためてお礼を申し上げたいと思います。
この1年の活動を通じて私たちが目指してきた、住まいを基盤とした支えあい運動の構築という目標は、生活困難を抱える仲間への制度活用支援や住民自治会の立ち上げ、仕事づくりに向けてのシンポジウムや毎月定例の「自由と生存の野菜市」の開催など着実に前進しています。また、「家」への入居をきっかけに次のステップに進む仲間も生まれています。
「野菜市」は都市で不安定な生活を強いられている仲間と地方で不安定な生活を強いられている仲間(農家など)との連帯活動として今後の発展が期待されています。自由と生存の家の入居者のライフヒストリーを聞いて行くと、80年代から続く自由化・規制緩和の中で家業や仕事を失い派遣労働者になったという経過を辿っています。人材を奪われた地域社会は崩壊しつつあり、農村部での孤独死といった問題もこのことと無縁ではありません。都市と地方を結び交流するという試みは私たちが避けて通れないテーマのひとつとなっています。
自由と生存の家はこの1年のさまざまな経験を経て、多くのノウハウを得ることができました。私たちは、この蓄積を元に自由と生存の家第2号の設立を目指します。家の運動を広げていくことは当初からの目標ですが、現実の問題として新宿区愛住町の家は常に定員いっぱいの状態であり新たな部屋が必要になっています。昨年末から年明けに出現した代々木の公設派遣村には多くの労働者が援助を求めて集まりました。彼、彼女らに対するバッシングは相変わらず根強い自己責任論とともに展開されています。しかし、現実に困難を抱える人々を叩いてもなんら問題の解決にはならないことは明らかであり、求められているのは生活を立て直すための援助と労働者相互の助け合いです。
ただ、残念ながら私たち自由と生存の家実行委員会には家の第2号を開設する資金的なゆとりがありません。既に文京区に13名程度が入居可能なアパート物件の候補があがっていますが、第1号開設で大幅な予算超過を来たした事も一因ですが、これまでのカンパや事業収入だけでは新たに物件を確保し改築するには到底足りないため足踏み状態となっています。そのため、前回に続き今回もみなさんにご支援を求めたいと思います。具体的にはどうしても改修工事のため300万円が必要です。実行委員会としては6月開設を目指し寄付の呼びかけを開始します。
みなさん、ご支援・ご協力を御願いいたします。
2010年2月20日
自由と生存の家実行委員会
代 表 大平 正巳
<ご寄付の振込み先>郵便振替口座つくりました!
●郵便振替口座
記号・番号 00210-1-134891
名義 自由と生存の家実行委員会
他行からの振り込み
●ゆうちょ銀行
店名 〇二九(ゼロニキュウ)店(029)
預金種目 当座
口座番号 0134891
名義 自由と生存の家実行委員会
◆お問い合わせ:自由と生存の家実行委員会
〒160-0005
東京都新宿区愛住町3 B-102
電話・FAX 03-6273-2517
mail;info@freeter-jutaku.org web;http://freeter-jutaku.org/
野菜市でお世話になっている成田の「東峰べじたぶるん」さんで味噌作りをしました。
次回、自由と生存の野菜市の日程は以下の通りです。
2月28日(日)10時~16時(毎月第4日曜日)
イベント・シンポ等の予定は決まり次第お知らせします。
準備は27日の午後に行う予定です。
たくさんの方のご参加、お手伝いをお待ちしています!!
お問合せ・ご連絡は、info@freeter-union.org まで。
自由と生存の野菜市(第3回)、1月24日(月)に無事行われました。寒い中、準備・販売・イベントを担当した皆さん。ご苦労様でした。
反省会&次回に向けた実行委員会は2月8日(月)19時~、自由と生存の家で行いますので、よろしく願いします。
当日写真はこちら↓↓↓
日 時:1月24日(日)10時〜16時30分
会 場:自由と生存の家 新宿区愛住町3番
地下鉄四谷三丁目駅下車徒歩3分
(消防博物館出口を出て交番前を通り次の角を右折、花屋前の小道に入る)
イベント・シンポ等の予定は決まり次第お知らせします。
プロの占師による占いコーナーあり!
たくさんの方のご参加・ご来場をお待ちしています!!
朝日新聞 1月4日朝刊 文化欄 「新 大きな物語 2 “働”」という特集記事で、自由と生存の家とフリーター全般労組の活動が紹介されました。
見出しは「脱貧困 つながる心」「「他人事」変える「気がかり」」。機会があればご覧ください。